「ローカル」と「ロートル」
突然ですが「ローカル」をひとことで言えば「地方」ということになりますが、何となく「田舎」のニュアンスも込められていると感じるのは、北陸富山の地方都市・高岡に住む者のうがった見方でしょうか?
しかし、「ローカル鉄道路線の旅」とか「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」とか、世はおしなべてローカルブーム。ずばり「田舎に泊まろう」なんていうテレビ番組がヒットしたこともありました。
それだけ人々は潤いのない都会の生活に疲れ、田舎にあこがれているということなのでしょうね。
さて、そういった少々都会の生活に疲れた人におすすめします。わが故郷・富山へいらして、こんなローカル鉄道に乗ってみられてはいかがか?北陸の田舎にも私鉄が走っているのかと思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、富山は地方都市には稀な私鉄王国だということご存じでしたでしょうか?
まず最初にどれだけローカルかというと、聞いて驚くなかれ。わが故郷富山には、その名もズバリ「富山地方鉄道」という鉄道会社があるのです。一度その名を聞いたら二度と忘れぬのが「富山地方鉄道」でしょう。
実をいうと私は、高校の3年間をこの「富山地方鉄道」の本線と呼ばれる路線(電鉄富山駅と宇奈月温泉駅間を走る)を利用して、途中の上市駅から電鉄富山駅まで通学しておりました。この上市駅では、入って来た列車がスイッチバックして前後が逆になって出ていくという全国でも珍しい路線でもあるのが、この「富山地方鉄道」本線です。
もう50年にもなろうかという昔の話ですがね。以来一度だけ宇奈月温泉へ行くのに利用したことがあったでしょうか。今では宇奈月へ行くにも高速(北陸道)を利用して車でということになりますから、地方にいながら「富山地方鉄道」には久しく乗っていませんが・・・。
この「富山地方鉄道」、京阪電鉄や西武鉄道をリタイヤした車両をリメークして、観光用に「ダブルデッカーエキスプレス」「アルプスエキスプレス」といった特急車両を運行しているということ、ご存知でしょうか?
これがことのほか関東方面や関西方面からの鉄道ファンに人気で、多数の人が訪れているというのは、喜ばしい限りです。
一度現役を引退したロートル車両が、ローカル鉄道で活躍して人気を呼んでいる。
慌ただしい都会の生活に少々疲れを感じているという方、ぜひ富山へいらしてみてはいかがか?
「ローカル鉄道・ロートルの旅」というのも、なかなかにおつななものではありませんか。


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