「東京.江戸地名の由来を歩く」
2年余りにもわたって人々の心を暗く沈ませたコロナ禍でしたが、ようやく明るい兆しが見え始めたのは喜ばしい限りです。
いづれ、ゆっくり時間をとって旅に出たいものですね。まずは手近なところで華の都東京か。東京といっても、私の場合江戸の匂いの残っている街めぐりということになりましょうか。
書棚からこんな本を引っ張り出してきて、ひそかに心を温めています。
「東京.江戸地名の由来を歩く」 (谷川 彰英著 KKベストセラーズ)
この中から一つ、皆さんもご存知の地名をご紹介します。
「落合」。
筆者は、ここで地名の文法というものに言及しております。
つまり、全国に落合という地名があるとすれば、そこはかって必ず川と川との合流地点であり、それ以外は考えられないと。同じことがいえるのが、「追分」。これは街道と街道の分岐点につけられる地名だということです。
なるほど、言われてみれば説得力のある解釈ですね。
それで、東京、いや江戸の落合というのは、家康が引かせた人口の上水、神田上水(これが今の神田川だそうです)と妙正寺川が合流する地点、現在落合橋があるやや上流のあたりを指すということです。
私など、落合といえば、ドラゴンズの落合元監督か、文化放送の人気ラジオパーソナリティだった落合恵子女史のことしか思い浮かびませんが・・・(苦笑!
今度東京へ行く機会があったら、神田川と妙正寺川が合流するあたり、東京都杉並区清水にあるの妙正寺公園当たりかと想像しますが、ぜひ訪ねてみたいものです。今でこそ落合は大都市東京を構成する大きな街ですが、当時は江戸の府内よりはるか西北にある青梅街道沿いにあった小村。はたして往時の姿を残しているでしょうか。


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