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法治国家の泣きどころ


季節は秋も終わりすでに冬に入ったと言えるのに、遅れてやって来た秋の使者サンマ。千葉県銚子漁港に今季初のサンマが水揚げされたとウエブニュースは伝えていますが、これはもはや秋の話題とは言えますまい。

記事を読み進めると、「昨年より41日遅れの水揚げ」「記録的な不漁」「燃料費で水揚げが消えてしまう」と書いてあるように、これは秋の風物詩を取り上げたというより、燃料となる石油製品の高騰が、漁業、農業、陸運をはじめとする国民の生活に直結する各産業に深刻な影響が出始めているという社会現象をとりあげたもの。

時を同じくして、政府は<石油の国家備蓄を放出する方針を決めたと報じられています。

原油の国内需要の減少で1日あたり必要な備蓄量は減っているため、その余剰分を市場に放出するということですが、その量は2~3日分だとか。素人目にみてもいかにも少ないように思われます。兵法では兵力の小出し投入は最も慎むべきことと戒めていますね。ここはどんと三か月分を放出するとかできないものかと思うのは私だけではありますまい。

ところがそうはいかない事情があった。日本は法治国家ですから、行政のやることは何事も法律に準拠していなければならない。石油の国家備蓄は240日分で、放出が認められるのは供給が途絶する恐れがある場合や災害時に限られると石油備蓄法によって定められているのだとか。では法律を改正すればいいじゃないかと言っても、改正するのに二月も三月もかかってしまうのがこの国の常。

そこで原油の国内需要が減った分だけ放出しようという苦肉の策。あくまで240日分を維持できていれば法律に反しないというわけです。しかも、放出によって得た代金を石油元売りに要請した高値の卸値を抑えるための補助金の原資に回そうというのですから、いかにも霞が関のお役人の考えそうなことですね。(涙!





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