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禁断の果実と進化


人はなぜ酒を飲むのか?

なぜって、聞かれても返答に困りますな。(笑!


酒の酒たる所以はエチルアルコールにあることは誰でもご存知でしょう。本来体にとって有害なアルコールを体内に取りこむのですから、人体はこれを無害なものにしなければならない。幸いなことに、体内にはアルコールを分解する酵素と、さらにアルコールが分解して生じるアセトアルデヒドを酢酸を経て最終的に水と炭酸ガスにまで分解する酵素が備わっているために、人はアルコールを平気で飲むことができるというわけです。

人を含む類人猿の中で、この酵素を持っているのは、ヒトの他にはチンパンジーとゴリラだけで、オラウータンになると最早この酵素は体内にないということですから、オラウータンにとってアルコールは猛毒。間違っても酒は一滴も飲んではならぬということになります。


ではなぜそのようなことになったのか?

長い進化の歴史の中で、オラウータン以外の3種の類人猿は、木から降りて地上で生活することを選択したサル。地上に落ちて熟れた果実まで食料にした。熟れてアルコール発酵が進んだ果実こそ、文字通り禁断の果実であったというわけです。

う~む、禁断の果実を最初に拾って口にしたご先祖様に感謝したいものですな。(笑!

ところがさらに進化が進む過程で、この有難い酵素の効きが弱くなる変化が蓄積されてしまった人種が出て来た。それがほかならぬ日本人だという研究が大阪大学の岡田随象教授らによって発表されたという話題。

日経サイエンスより、「酒の弱さは進化の結果?」

17万人の日本人のゲノムを解析し、過去1万~2万年の間に変化した個所を29ヶ所突き止めたということです。その中でも変化が際立っていたのが、アルコール代謝に関係する「ADH1B」と「ALDH2」という酵素をつくる部分で、世代を経るごとに酒に弱くなる変化がゲノムに蓄積し、長い時間をかけて酵素が働きにくくなり、酒に弱い体質の日本人へ進化したということです。

「日本人は進化とともに酒に弱くなったといえる」と、岡田教授はおっしゃっておられますが、どうも納得しがたいです。

岡田先生、それは「進化」ではなく、「退化」ではありませんか?


そうすると私の子から孫へ、そのまた子、孫へと代を重ねていくにつれ、ますます日本人は下戸になるというのでしょうか?まさか再び樹上生活に戻るというようなことはないでしょうけれど。(笑!

勇気を奮って禁断の果実を口にしたご先祖様に申し訳ないという気持ちでいっぱいになってきます。(爆笑!






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