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梨花一枝春帶雨


当地北陸富山では、桜の花もすっかり散って、今は葉桜の趣といったところでしょうか。この時期桜に代わって我われの目を楽しませてくれるのが梨の花。

富山平野の中央部に張り出すように突き出た呉羽丘陵地域は、呉羽ナシのブランで親しまれる梨の栽培が盛んな地区。いまその梨の花が見頃だとウエブトピックスは伝えています。

富山)呉羽で梨の花が見頃


古の昔より日本人は梅の香りととも春の到来を知り、桜の花とともに春を謳歌して来た民族といえましょう。かの平安の才女も「木の花は、濃きも薄きも紅梅」と真っ先に梅をあげていますね。そして「桜は、花びら大きに、葉の色濃きが・・・」と両者の趣の深さについて言及しています。

ところが梨の花となると「よにすさまじきものにして、近うもてなさず、はかなき文つけなどだにせず」と散々です。

毎年春が巡って来てこの梨の花のニュースに接するたびに、私は高校の時の古文の授業を思い出さずにはおれません。古文の先生は言ったものでした。

「梨というのは確かに実は甘くてみずみずしくておいしいが、花となるとまったく二流・三流で趣に欠ける花とされて来た。いいか、『よにすさまじ』だぞ」と。

そしてこう続けたのでした。

「〇〇、ボケっとしてないでよく聞け。『すさまじ』ってどういう意味だ?試験に必ず出すからな」

・・・「〇〇」とは私のことです。(苦笑!

そしてこう付け加えることを忘れなかった。

「しかし、清少納言の非凡さは、このあと白楽天の長恨歌の一節を引いて、よく見るとはかなさの際立ったなかなかに趣のある花だと言っているところにある」と。


梨花一枝春帶雨 (梨花一枝 春の雨を帶ぶ)

今日の当地は朝から花曇り。今にも雨が落ちて来そうな空模様です。呉羽丘陵までは車で30分もかからずに行けますので、春の雨に濡れた梨の花に絶世の美女・楊貴妃の影を偲んでみるのも一興かもしれません。





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