ダブルレインボー
虹が二重にかかる「ダブルレインボー」。あなたはご覧になったことがおありでしょうか。豊富な水滴や強い太陽光などの条件がそろわないとめったにお目にかかれないということです。幸運の象徴とも言われるのだとか。
ウエブトピックスより、
ダブルレインボー、光の反射が描く「5分間の奇跡」
山間に大きく二重の弧がかかっていますね。第37回「日本の自然」写真コンテストで入賞した作品とあります。なるほど入賞作品だけのことはある。「一生に一回あるかないか」の機会を見事に捉えたといえましょう。
実を言えばダブルレインボーなら私も経験したことがあります。4年ほど前の冬、師走に入った月初めのお昼下がりのころではなかったか。

ところで「虹」って自然現象であって決して「虫」ではないのに、どうして「虫」へんがついているのかご存じか?
漢字学者阿辻哲次氏の名著「遊遊漢字学」で習いました。
そもそも「虫」は頭の大きな「蛇(まむし)」をかたどった象形文字で、音は「キ」。我われが毛虫、羽虫などを指す昆虫の「虫」は、もともとは「蟲」と書いた。
「虹」は、「蛸(タコ)」や「蛤(ハマグリ)」、「蝦(エビ)」と同じように、「蝮(まむし)」を「虫」と表したことに由来する文字で、 古代中国では、「虹」は山から山にわたる大きな龍と考えられていたことに起因しているのですと。
古代中国にあっては、「龍」は皇帝を象徴する想像上の動物。その龍がダブルで現れるのですから、これは瑞兆。「一生に一回あるかないか」というのもわかります。


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