FC2ブログ

時代小説が好きPART166「隠密味見方同心」(1)・(2)


南町奉行所きっての腕利き同心・月浦波之進(つきうらなみのしん)に、南町奉行・筒井和泉守より特命が下った。

美味の傍には悪がはびこる。「味見方」として食い物屋を探り、悪事を暴けと。




波之進は大きな抜け荷がらみの事件で大手柄をたてた(三話「くじらの姿焼き騒動」)のであったが、「この世のものとは思えないほど美味しい料理」という謎の言葉を残して、何者かに殺されてしまう。

その波之進の弟・魚之進に「兄の供養のために味見方同心を継げ」との命が下ったのであったが…。




切れ者でその上容姿端麗の兄と違い、気弱な性格でただひなが一日を趣味の魚釣りでぼんやり過ごしていた弟の魚之進に、はたして味見方の隠密捜査ができるのか?

まずブックカバーの挿絵をご覧いただきたい。面長な顔立ちに眼光鋭い切れ長の目。そばをすすろうとしている姿が描かれている(第一話「禿げそば」)のが、兄・波之進。どんぶり飯を片手に、これはどじょう汁だろうか、煮え立った鍋からどじょうをすくい取っているのが、弟・魚之進。同じ切れ長の目でもこちらの顔からは、兄のような俊英さが微塵も感じられません。


そんな魚之進の前に謎の怪僧・北谷道海が現れる。兄・波之進にも仕えた岡っ引き麻次は、「ありゃ~、すでに捕まえられて獄死したとされている河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)に違ぇ~ありませんぜ」と告げる。

道海が河内山宗俊だとしたら・・・?そして大掛かりな抜け荷の背景に見え隠れする御前と呼ばれる黒幕は誰か?河内山宗俊はその御前とどのようなつながりがあるのか?

波之進が遺した「この世のものとは思えないほど美味しい料理」を求めて、味見方同心・月浦魚之進は、今日も江戸市中の「食い物」の探索に明け暮れる。

はたして魚之進は、事件の全容を暴き兄・波之進の敵をみごと打つことができるのだろうか?






◆酒そば本舗トップページへ◆

**貴方の共感できる生き方がきっとある**

にほんブログ村

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)