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時代小説が好きPART165「高家表裏譚 跡継」


人気時代小説作家上田秀人の新シリーズ「高家 表裏譚」、早速楽天ブックスで購入。

なんと新シリーズの主人公は、若き日の吉良上野介良義央。冒頭日本人なら知らぬものはいないと思われる、あの討ち入りのシーンから書き始められています。


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赤穂浪士による元禄の討ち入りは知っていても、その当事者の一方である上野介が高家の家柄であるということを承知している人は少ないのじゃないか。いや、そもそも高家とは何かから説明を聞かなければならないでしょう。

調べてみると、高家とは旗本の名でも足利以来の名家が担った役職で、幕府の儀式典礼を司り,勅使や公家の接待,京都への使い,伊勢,日光などへの代参をつとめたとあります。

赤穂の義士による討ち入りを題材にした時代劇では、ほとんど悪役に仕立て上げられているのが吉良上野介。ストーリーは普通このようになっていますね。

朝廷からの使者の接待役を幕府から仰せつかった浅野内匠頭が、使者の接待饗応の作法について、高家の吉良上野介に教えを乞うた。若くして清廉潔白な内匠頭は、上野介への配慮(付け届け)など微塵も頭になかった。

「高家を愚弄している。殿中の慣習を知らぬ田舎侍め」

賂(まいない)を当たり前のごとく要求する上野介は悪、武士の矜持を通した内匠頭は善。主内匠頭の無念を晴らした義士は、武士の鑑だと。


本書に戻って、とある日父吉良左近衛少将(さこんのえしょうしょう)義冬に呼び出された義央が目にしたのは、外様の雄前田家と毛利家から吉良家に届いた音物。毛利家は金子三十両、白絹三反。対する前田家、金子三百両、白絹二十反。

高家の役割には、朝廷への使者の他に、大名旗本の官位官職の斡旋があった。

「毛利家からの昇爵(しょうしゃく)の願いは、推挙いたしかねる」

父義冬は強引にも毛利家の願いを退けたのであった・・・。


かの吉良上野介義央の若き日を描く、「高家表裏譚」。義央はその誇り高き高家の跡を継ぐことになったのだが・・・。






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