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「炒(チャア)」の極意


かって日本では、「男子厨房に入るべからず」などと言われていましたが、今そのようなことを口にすれば、すぐに「男女共同参画」などという言葉が当たり前のように返って来る時代となりました。男女がよきパートナーとしてお互いに尊重しあい、性別にかかわらず、様々な生活の場面で一人ひとりの個性や能力を十分に発揮できる社会の実現が叫ばれて久しいです。

私の家内などは「あたしゃ、おさんどんか!?」などと、しばしば口説くところをみれば、わが家では依然として共同参画はなされていないということになるのでしょうか。

そこで「男子厨房に入るべし」と、台所に立つこともあるのです。まあ、そんなときはだいたい女房殿が留守のときですが・・・。(苦笑!

冷蔵庫の中を覗いてみる。え~と、豚のバラ肉があるな。おっ、モヤシもある。あとキャベツとネギか・・・ということで、これらの具材を適当に刻んで、フライパンで炒めるというのがきわめて順当な選択ということになるのです。豚肉の野菜炒めですな。(笑!


ところで本場の中国料理の特徴は、油で炒める「炒(チャア)」にありますね。

野菜炒めこそ「炒(チャア)」という調理法がぴったりの料理だと思いませんか。日本料理には湯通しという調理法こそありますが、油通しということはあまり聞きません。それは煮る、炊くという調理法が主で炒めるという調理法には馴染みがなかったからかもしれません。同じ野菜を使ったとしても、日本料理なら土鍋でしんなりと煮て、味噌で味をととのえるということになるのでしょう。。

仏教しかり、漢字しかり、律令制度しかり。歴史をひも解くまでもなく、古来より日本人は大陸の文化を積極的に取り入れて来たはずなのに、どうして「炒(チャア)」という料理法は取り入れようとしなかったのだろう。

中国料理が今日のように広く普及したのは、戦後になってからのこと。わずか70年足らずですから、そうすれば日本人は2000年の長きにわたって、中国料理の代表とも言える「野菜炒め」を食べそこねてきたと言えるかも知れませんね。

そんな取り止めのないことを思い浮かべながら、フライパンを振っていたからでしょうか。レンジの回りはこぼれた野菜で油まみれ。う~む、「炒(チャア)」の極意を極めるのは、なかなかに難しいようです。(笑!

・・・さて、どうしたものか。女房殿がご帰還あそばす前に、証拠隠滅をはからねば。(涙!







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