FC2ブログ

山はやはり里から仰ぎ見るものでしょう・・・。


昨日撮った北アルプス立山連峰のたたずまい。スマホの記録を見ると午後1時5分とあります。



今年はまったく雪の降らない異常な冬と言われますが、それはあくまで里に雪が降らないということで、ご覧のように3000メートル級の山々が連なる立山連峰はさすがに真っ白。ただ写真中央の用水路の延長線上にある剣岳にかぎり、雪が積もっていないように見えるのは不思議だとお思いになりませんか?

剣岳の右側の稜線に連なる立山(台形状の山)はこんもりと雪を冠っています。同じ3000m級の標高だというのに、剣岳は青く地肌が露出しているように見えますでしょう。

子どものころより見慣れた冬山のたたずまいですが、どうしてなのか不思議でした。以前地元立山町出身の冬の北アルプスにも何度も登ったことがあるという山岳ガイドの方のご講演を聞く機会があり、そのときにこのことについて質問したことがあります。すると、それはやはり立山に比べて剣岳は雪が少ないからだろうという至極当たり前な答えが返って来て、拍子抜けしたことがありました。

説明によれば、同じ量の雪は降っているのだろうけれど、見てのとおり立山は頂が平坦で里から望むことが出来るこちら側の斜面もなだらかなのに比べて、剣岳の斜面は垂直といってもいいくらいの急峻である。故に降った雪が斜面から谷に滑り落ちて、里からは多く積もっているようには見えないのだと。

冬の剣岳にアタックしたことは何度かあるが、一度天候に恵まれず早月尾根で雪洞を掘ってビバークしたことがある。そのときは丸1日半外に出られなかったそうで、3日目に何とか天候が回復したので、登頂を断念して下山したということです。そのときは腰どころか胸まで潜る新雪の中、ラッセルしてようやく麓まで帰って来たのだと。

確かに里からは雪が少ないように見えるが、実際に行ってごらんなさい。どれだけ雪が積もっているかわかりますよと、笑っておられました。


う~、ブルブルッ。とんでもありません。

山は里から仰ぎ見るもの。厳冬の立山や剣岳に登ろうという人の気持ち、私には到底理解できません。





◆酒そば本舗トップページへ◆

**貴方の共感できる生き方がきっとある**

にほんブログ村

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)