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「遊遊漢字学」が楽しみPART106「蟹」


毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」。本日阿辻先生が取り上げた漢字は、「蟹」。

寒さが一段と厳しくなるこの時期、ズワイガニ、毛ガニなどが格別に美味しい旬を迎えます。

冒頭阿辻先生も、カニが大好きで、この時期になるとスーパーの中を歩いているだけでも胸が高鳴って来ると書かれています。

さてそのカニを漢字で書けば「蟹」となることぐらいは、誰でも承知していますが、「蟹行」はどう読んだらいいかとなると、すぐには口をついで出てこないのではないか?

先生が高校生のとき、国語の時間に「蟹行」を「カニコウ」と読んだ旧友の話しが紹介されていましたが、私も「カニコウ」とか「カニギョウ」といったように重箱に読んでしまいそうです。(苦笑!

世界に類をみない優れた表意文字・漢字は、音を表す文字と意味を表す文字の組み合わせで作られていることは、この講座で何度も習って来ました。その原則に従えば、「蟹」という漢字は、音が「解」で、「虫」が意味を持つということになります。

したがって「蟹」の音は「カイ」となりますから、「蟹行」は「カイコウ」が正しい。では「解」の下にある「虫」にはどんな意味があるのかということになりますね。

カニは虫ではないのは明らかでしょうから、古代中国ではカニは虫の仲間だと考えられていたのだと思いたくなりませんか。

ところがさに非ず、「虫」は頭の大きな「蛇(まむし)」のをかたどった象形文字で、音は「キ」。我われが毛虫、羽虫などを指す「虫」は、もともとは「蟲」と書いたのだということは、前に習っていましたから、今日はいわゆる復習の時間が持てたというわけです。

「虹(ニジ)」は、生き物ではなく自然現象なのに、どうして「虫」がつくのか?それは、山から山にわたる大きな龍だと考えられていたからというのも、いかにも中国らしい。さらにはその「虫」が、水中の小動物も表すようになって、「蛸(タコ)」「蝦(エビ)」「蛤(ハマグリ)」「蜆(シジミ)」などと書くようになった。「蟹(カニ)」もまた同様であると。

さらには今日は、「蝌(オタマジャクシ)」のおまけまでついていて、これには「虹」の龍以上に驚いています。

オタマジャクシを漢字で書ける人って、まず阿辻先生ぐらいのものでしょうよ。





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