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「バンカ」の響き


日本列島は、ただいまお盆休暇真っ最中。お盆休みを利用して故郷へ帰り家族水入らず過ごす。藪入りといわれたころからのわが国独特の慣習です。

しかし、それに合わせるように日本列島に近づいてきた台風10号は、なんとも意地の悪い台風ですね。

JR西日本とJR九州は、安全のために山陽新幹線と九州新幹線の本日の全面運休を決定しました。このためにJR各駅の緑の窓口は、一日繰り上げて帰ろうと15日に新幹線の指定チケットをとっていた人たちで大混雑。

他人事ながらこの人たちは無事に帰宅の途に就けたのだろうかと、昨日夕方のテレビニュースを見ておりました。


時の宰相がもはや戦後ではないと言い、高度経済成長の坂を一気に駆け上ろうとしていたころに小学校に上がったのが私らの世代でした。

そんな世代を代表する私が、お盆と聞いて思い起こすこと。

残された夏休みの日数の少なさに驚き、手つかずの宿題の多さを現実の問題として受け入れざるを得なくなるのが、このお盆の8月15日と決まったものでした。

ところで日本には「晩夏」という言葉がありますが、これを辞書で調べると、「夏の終わり。夏の末」とあります。

言葉の意味としては至極当然のことですが、「バンカ」の響きがなぜか人の心をもの寂しいものにさせるのは、もしかしたら少年期に私のような夏休みの過ごし方をした日本人が多くいるからではないかと思ったりしています。

・・・そんなことないか?(笑!


一方私らの父や母の世代、さらには祖父母の世代にとっては、ようやくのこと終戦にこぎ着けることができた日という人も多くおられましょう。74年の歳月といえば、終戦時20歳の人なら今年94歳ということになります。

・・・この方々にとっては「バンカ」はどのように響くのでしょう?


激動の昭和から平成の御代になって30年が過ぎ、先の陛下がご高齢を理由にご退位を表明されました。新しい天皇がご即位され、時は令和の御代へ。そして今日、令和の御代初めての8月15日を迎えたということになります。



中村草田男は降りしきる雪の日に明治をふり返ったのでしたが、昭和は夏に、お盆の8月15日に晩夏の響きとともに思い起こすことになるのかも知れません。


皆さんはどのような8月15日を迎えておられますか?






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