「人はパンのみに生きるにあらず」
人間が生きていく上で絶対に必要なものを2つあげよと問われれば、食物(水を含む)と睡眠となるでしょう。
「人はパンのみに生きるにあらず」という言葉はキリスト教徒でなくとも広く知られている有名なことばですが、物質的な満足を追うだけが人の道ではないことを民に諭した賢者でさえも、睡眠不足の頭ではそのような高尚な思索もできなかったと思うのです。
ナポレオンは、一日3時間も眠れば十分だったという話をよく聞きます。このナポレオン睡眠について、それぞれ全く違った考え方をする人がいると思うのですが、皆さんは、そのどちらのタイプに当てはまるでしょうか。
一つは、睡眠時間が短いだけ有効時間を多く持てたナポレオンをうらやましく思う人。もう一つは、人間最大の悦楽を味わう時間を持てなかったナポレオンを気の毒に思う人。
えっ、お前はどうなんだですって?
・・・言うまでもなく後者です。(笑!
さらにここまで考えて来ると、どうしても私は酒についても言及したくなってくるのを禁じ得ません。確かに人は酒がなくとも生きていけますから、冒頭の問いに答えることはかないません。しかし、私はあえて言いたいのです。酒のない人生は、はたして潤いのある人生と言えるであろうかと。
「人はパンのみに生きるにあらず」などという高尚な命題に頭を悩ますよりは、私の脳みそは酒の力を借りればいとも簡単に麻痺してしまい、その内悩みを忘れ正体もなく寝入ってしまう。そうすれば翌朝また目覚めることができるというものです。凡人の凡人たる所以というべきでしょうか。
ただ、目覚めることはできても、頭の芯にズキズキとする痛みを伴った実に不快な朝を迎えること(早い話が二日酔い)がしばしばあるのは、まことに困ったことではありますが。(爆笑!

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