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「遊遊漢字学」が楽しみPART84「尾生の信」


毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」
今週阿辻先生が取り上げたのは「尾生の信」について。あわせて「不見不散」という言葉についても。

正直に申し上げます。「尾生の信」も「不見不散」も初めて耳にしました。ただただ己の不明を恥じるのみです。

そこで早速調べてみました。

「尾生の信」とは、中国春秋時代魯の国の住人尾生高(びせい・こう)という男の逸話に由来する言葉。

一人の女と橋の下で会う約束を交わした男がいたと思ってください。男がいくら待っても女はなかなか現れなかった。そのうちに大雨で川が増水してきたが、その場を立ち去ろうとせず、橋げたにしがみついてまで女を待ち続け、ついに水死してしまったという哀れな男。それが尾生。

・・・女はいつの世も罪作りなものですな。(笑!

融通が利かず生真面目過ぎることのたとえにも、約束を必ず守ることのたとえにも使われるということです。

阿辻先生は、「尾生は『不見不散』を実践したのだから、模範的な人物として表彰されてもいい」だろうと最後におっしゃっておられるところをみれば、どうも後者の意味に重きをなしておられるようにお見受けしました。

きっと意中の女性を2時間でも3時間でも待ったという経験がおありなのに違いない・・・。(笑!


「不見不散」は現代の中国でも盛んに使われている言葉のようです。「見(あ)わざれば散せず」、直訳すれば「会うまでその場を離れない」、つまり「必ず来てね」という意味。

G20大阪サミットに出席した米国トランプ大統領は、その足で韓国へ行き板門店を訪れるのだとか。かの国の若き指導者と38度線で会うとか合わないとか取りざたされています。

さしずめトランプ大統領はお得意のツイッターで、かの指導者に「不見不散」のサインを送ったといったところでしょうか。


わが国はその昔、朝鮮半島を通して中国で発明された優れた表意文字漢字を国字として導入し発展してきました。ところがいわば漢字については先輩でもあった韓国では、後になってハングル文字があみ出され、近代になってこれを国字に定めて、漢字を捨ててしまったので、若い世代は漢字を読めも書けもしないということです。

米朝の橋渡しをしようと躍起の韓国の文在寅大統領は、漢字の知識はどのくらいおありなのでしょうか?

「『不見不散』だと?・・・何のことやらわからないスミダ?」にならなければいいのですが。


まあ、それよりも板門店が大雨でないことを祈りたいでものです。(爆笑!






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