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時代小説が好きPART154「表御番医師診療禄11 埋伏」


人気時代小説作家上田秀人の「表御番医師診療禄」シリーズは、本作で早くも第11話。その副題は「埋伏」とありました。

埋伏を字引きで調べてみると、「うずもれ隠れること。ひそみ隠れること。また、待ち伏せすること」とありますから、これは穏やかではありませんね。

いったい何者がうずもれひそみ隠れて、誰を待ち伏せしようというのか?

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時は5代将軍綱吉の治世。綱吉の寵姫お伝の方の担当医師となった御広敷番医師の矢切良衛は、医師溜で当直医師より昨夜大奥の御台所の食事を作る仲居が腹痛を起こしたことを知らされる。食事は中奥で取ることを基本とするが、御台所やお伝とともに大奥で夕食を取ることもある綱吉。その綱吉の食事に携わる仲居が変調を起こした。

しかもその仲居は、かってお伝と綱吉の寵愛の座を巡って争い大奥を追われた側室お露の方に仕えていたというではないか。

将軍の食事にもしや・・・。小納戸頭となり綱吉の側近くに仕える柳澤吉保にこのことを報せた良衛は、将軍に提供する料理について秘かに調べるよう厳命される。

将軍の料理を調べるべく奔走する良衛。将軍の食事に携わる御膳所と、体調を管理する奥医師たちに関する驚愕の事実を掴むが・・・。

その良衛に秘かに埋伏し、襲い掛かろうとする新たな輩が現れる。

・・・良衛危うし。

はたして良衛は周到に仕組まれた罠と陰謀を切り抜け、綱吉を守ることができるのだろうか?




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