行き過ぎた動物愛護団体の主張
確かにチンパンジーはヒトに近い利口な動物に違いないとは思いますが、チンパンジーにも人権を認めるべきだとは到底思えません。
ウエブトピックスより
チンパンジーにも人権があるのか?米NY裁判所で“不当拘束”訴え
知性の高い動物には人間と同等の権利を認めるべきと主張する米国の市民団体「ノンヒューマン・ライツ・プロジェクト」。私に言わせれば彼らの知性こそ疑いたいです。
チンパンジーやゾウ、イルカやクジラは、他の動物から見れば知性が高く、仲間意識や、複雑な感情を有しているからと主張しているようです。たしかに他の動物から比べれば知性が高いと言えますが、しかしヒトに比べれば問題にならないほど劣っています。
百歩譲って彼らの言う知性が高く、仲間意識や、複雑な感情を有している動物に人権があるとしても、では彼らは動物の知性の高い低いの線引きをいかなる基準で引いているのだろう?牛や豚は知性が低いから、餌を食わせるだけ食わせて太らせて、殺して食べてもいいと言うのだろうか?
私は、ライオンの群れに襲われた1頭の野生のバファローを、群れの仲間たちが集団でやって来てライオンを蹴散らして助けたというドキュメンタリー番組を見たことがあります。バファローも仲間の置かれた状況を判断し行動する複雑な感情と知性があり、集団で行動したことから見ても仲間意識があることは明らかです。
人権とは読んで字のごとく人間としての権利のこと、ヒトが生きていくために動物を狩って食糧としても、檻に閉じ込めて餌を与えて飼ったあげく食べたとしても、人間が人間らしく生きるための権利を行使したのだという理屈になりましょう。それが牛であれ豚であれ、魚であれ、イルカやクジラであれ、後ろ指を指されることはないと思うのですが・・・。
インドにはあらゆるものの生命を奪ってはならないと言う厳しい戒律を守る宗教があると聞きます。信者は蚊に指されても払うことさえ許されず、道を歩くときには虫を踏み潰すことがないか気を配って歩くと言います。
「ノンヒューマン・ライツ・プロジェクト」がこのような宗教の信奉者だというのであれば、なるほどごもっとも。立派な主張をされている団体だと何度でも頭を下げましょう。でも彼らの中にはビーフステーキを好んで食べる者が多くいるんでしょ?そんな連中がどうして鯨の竜田揚げを食べようという民族を野蛮だと言えるのか!?
チンパンジーはチンパンジー、愛くるしい動きはするし、知性はあるにしてもヒトと同列に扱おうという彼らの思考回路がどうしてもワカリマセン!
