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今読んでいる本。
人気時代小説作家上田秀人の「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズ第7弾は「色里攻防」の副題がつけられています。



色里とは言うまでもなく江戸吉原。当時公儀から唯一認められていた遊興歓楽街。神君家康より吉原の名主に「御免色里」のお墨付きが与えられていたというだけに、事件があっても役人でさえ軽々に立ち入ることができなかったという色町。

一方妾屋とは当時働き手に働き口を斡旋したいわゆる口入屋の一種。今でいうところの人材派遣業。ただし少々特殊の人材を斡旋した。

江戸でその妾屋を営む昼兵衛とその用心棒にかわれた素浪人大月新左衛門が、本作の主人公。世間を少々はばかられる商いを営むといえども、この昼兵衛の胆力は並大抵のものではない。今は一介の素浪人だが、元仙台藩士で藩主の側室八重(昼兵衛が斡旋した)付きとしてその警護役を務めた新左衛門の剣さばきたるや、これも昼兵衛の胆力に比べても少しも引けを取るようなことはない。

「御免色里」のお墨付きの権威をたてに、妾屋という口入屋の利権を奪って吉原の復権をはたそうとする吉原惣名主。卑劣極まりない手口を、次々と昼兵衛に仕掛けてくる吉原に、昼兵衛はいかに立ち向かうというのか?次々と襲い来る吉原亡八と無頼の手から、新左衛門は昼兵衛を見事守りぬくことができるのか?そして、今は市中でひっそりと暮らす八重と八重に淡い想いを寄せる新左衛門の行方は?

「妾屋昼兵衛女帳面7 色里攻防」 深まる秋の宵にお勧めの一冊です。



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