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時代小説が好きPART76「包丁人侍事件帖 くらやみ坂の料理番」


今読んでいる本
小早川 涼 著「包丁人侍事件帖 くらやみ坂の料理番」



「包丁人侍事件帖」シリーズ6作目となる本著のブックカバーを見ると、題名のとおり暗闇の坂を行く侍3人が描かれています。一人先に行く侍はなにやら大事そうに籠を両手に抱えている。その後をつけて来たのだろう、二人の侍が塀の陰から先を行く侍の様子を窺っている。一人は長身の着流し姿、どことなく人を食ったような横顔をしている。もう一人はふっくらとした下膨くれの顔立ち。袴の紐を下腹に緩く締めている姿はお世辞にも凛々しいとは言い難い。

この凛々しいとは言い難い侍こそが、本著の主人公・鮎川惣介(あゆかわそうすけ)。時の将軍11代家斉お気に入りの料理番、正式には江戸城御広敷御膳所台所人である。人を食ったような横顔の長身の侍は、惣介の同僚で京の公家から家斉に嫁いだ御台所につけられた料理番の桜井雪之丞。先を行く侍が惣介の幼馴染で親友の御広敷添番片桐隼人。隼人が大事そうに抱えた籠の中には、生まれたばかりの隼人の赤子が入っていた。なんと隼人は生まれたばかりの己の赤子を捨てに行こうとしているのだと。

一方聡介は西の丸御膳所へ移動を命じられる。惣介が目にする江戸城西の丸御膳所に起きた不可解な事件につながる冒頭のストーリー展開が見事に挿絵になっていますね。


さて聡介は江戸城西の丸に巣くう厄介な事件を見事解決して、家斉の意にこたえることができるのだろうか?



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