豚に哲学・・・!?
貴重なものも、その価値のわからない者には無意味であることのたとえを、「豚に真珠」と言いますが、「豚に哲学」とは恐れ入りました。
本日の日経最終面文化欄『交友抄』、本日はフランス文学者の宇野邦一氏の投稿より
氏のフランス留学時代に同じ哲学の講義を受けた学友で、今はサンパウロ大学の哲学教授ピーター・パル・ペルバール氏の奇行を紹介しています。
その奇行とは、
豚小屋で豚たちといっしょにわめき踊り、豚に哲学を講義する!?!?
あらゆる種類の薬物を試し、その体験を哲学的に分析することを主題にした博士論文を指導する!!!
なんともまぁ~、オソロシイ哲学者がいたものです。。。
小屋に侵入されたうえにさんざんわめき散らされた豚は、さぞかし迷惑なことだったろう。哲学を講釈されるのだったら、真珠を与えられた方がまだしもよかったとブーブー言ったに違いありません・・・。
あらゆる薬物とあるのだから、アブナイ薬も服用したに違いないと思うのです。"哲学的に分析"する前に、"肉体的に崩壊"してしまうんじゃないのか?
肉体的崩壊を免れたとしても、肉体的拘束(ブタ箱入り)から逃れることはできないんじゃないのか?
なるほど、ブタ箱(監獄)に収監されて、哲学の命題を沈思黙考する身の上だから、豚に哲学をたれたというのだな???
・・・はたしてこの論文を提出した学生は、無事博士になれたのだろうか?
さて、皆さんは、このような哲学者の講釈を聞いてみたいと思いますか?

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