私が選ぶMVP2009は、やはりこの人・・・。
今年一年を振り返って・・・。
今年アメリカで新しく就任した大統領は、国民に「Yes, We can !」と訴えて、その助動詞の持つ意味のとおりを実現しましたね。日本語では、「きっとできる!」というように訳されていると思うのですが、さまざまな思い、夢、望みを抱くのは我々凡人も同じだとしても、果たしてその思いが実現するかというと、残念ながら否という場合が多いのではないか。夢かなわず、途中で挫折してしまう人の何と多きことが。
今年、心に秘めた自分の夢、目標を実現した人物を一人あげよといわれたら、7年がかりで大きな夢を手にした努力の人、松井秀喜、この人を揚げずにはおけません。
「チャンピオンリングがほしくてメジャーリーグに行ったので、7年間は長かったけど、いい1年になりました。MVPは運がよかったという感じ」
松井だけでなく、松井ファンにとっても・・・当然のことながら永遠の松井ファンを自称する私にとっても・・・、長い7年でありました。それだけにチャンピオンリングを手にし、MVPを獲得した彼に送られた「MVP」コールと「マツイ」コールは、何度聞いてもいい。
さらにこのコメントの後半の部分「・・・MVPは運がよかった」というのが、松井の人間性を如実にあらわしている。これがもし、イチローだったら、運がよかったというだろうか?
さて、去就が注目された今シーズンオフ、松井はヤンキース残留を強く望んでいたのだろう。
「ニューヨークが好きだし、ヤンキースが好き」と言った松井のことばに嘘はないと思う。
それだけに、松井の中にも球団に裏切られたという思いが、決してなかったはいえないのじゃないか。愚痴の一つも出そうなもんだ。しかし、そんなことはおくびにも出さないのが松井流。
「自分が身につけているものすべてをエンゼルスの勝利のために出し切りたい。目標はヤンキースにいたときと変わらない」
過去に縛られることなく、新しいチームで自分のプレーに徹することしか考えていない。
そんな松井に惚れるのは、何も日本人に限ったことではない。白人であれ、黒人であれ、超一流選手、超一流人間に対して抱く思いは同じ。
寄せられたファンの声
ニューヨークだろうが、ロサンゼルスだろうが、ユニホームにストライプがあろうがなかろうが、松井がんばれ!
いつでもどこでも永遠に貴方を応援しています!

