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英雄の名前と艦名


ウエブトピックスより
極東の友好国お隣韓国の話題

軍艦の艦名を人の名前から取ってつけるのは、世界の各国で広く行われていますね。
アメリカの原子力空母、カール・ビンソン、ジョン・F・ケネディ、ロナルド・レーガンなどがそのよい例です。わが国の自衛艦は、旧帝国海軍にさかのぼっても人の名前を用いたという例はなく、国名であったり山や川、草木の名であったり、地象・気象現象から採ったりしています。
大和、武蔵、鳥海、愛宕、利根、筑摩、朝霧、谷風、冬月、雷(いかづち)、早蕨(さわらび)など、美しい名前がたくさん出てきます。

極東の友好国、お隣韓国ではどうかといいますと、最新鋭の潜水艦に「安重根(アンジュングン)」と、やはり人の名前からつけたという話題。

アメリカの例をひくまでもなく、その国の英雄の名前をつけるのは当たり前のこと。
まさか「ウサマ・ビン・ラディン」などとは、間違ってもつけませんでしょう。


1909年10月26日、満州・朝鮮問題に関してロシア蔵相と会談するためにハルビンに赴いていた韓国統監府初代統監(暗殺当時枢密院議長)伊藤博文をハルビン駅構内で暗殺した犯人が安重根(アンジョンウン)ですから、これが日本ならもともと人の名前は用いないとはいうものの、これまた決してありえないことです。「石川五右衛門」と命名するようなものですからね。

ちなみに「安重根(アンジョンウン)」は、最新鋭潜水艦の3番艦。1番艦「鄭地(チョンジ)」は、高麗時代に倭寇を撃退した将軍の名から、2番艦「孫元一(ソン・ウォンイル)」は、韓国海軍の創設者孫元一(ソン・ウォンイル)提督の名前から取ったもの。いづれも韓国では大英雄。

これを日本でいえば1番艦「北条時宗」、2番艦「勝海舟」まではすらすらと出るのですが、3番艦が出てこない。
しいてあげれば、江戸時代末期、薩摩藩主島津久光の大名行列の前を騎乗したまま通過した4名のイギリス人の内1名が切り殺された生麦事件。このときの薩摩藩士の名前なら、どうにか3番艦の名にふさわしいかと思うのですが、日本人は殺した方より殺された方を哀れむ民族ですから、私もその藩士の名前など知るよしもありません。

安重根(アン・ジュングン)は、朝鮮の独立運動家、民族主義者。日本の植民地支配に頑強に抵抗した韓国の英雄でありますが、当時大日本帝国による大韓帝国併合に反対の立場であった伊藤博文の死は、韓国併合を加速させることになったというのは歴史の皮肉としか言いようがありません。



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テーマ : 韓国 - ジャンル : 海外情報