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86億円節約したって・・・!PART2

商売をやっておりますと、「費用対効果」ということを絶えず考えることになります。

国土交通省の前身運輸省の所管だった国鉄時代、何係数というのか忘れてしまいましたが、確か収益係数といったかな、「100円の収入を得るのにいくらかかるか」という数字が、各路線ごとに出されていたのを記憶されている方も多いでししょう。
当然当時の国電山手線、京浜東北線、東海道新幹線などの稼ぎ頭の路線は、この係数が40とか50とかになり、俗に言う「儲かっている」ということになるのですが、地方のローカル線は、100ならまだしも200、300、はなはだしきは500、600で廃線だいや存続だと論じられてたわけです。

○○建設の多額な政治献金が、政治団体を装った企業献金であると検察が摘発した事件。
献金をもらった側からすれば、法律にのっとり処理された善意の純粋政治献金ということになるんでしょうが、送った側にしてみれば「そろばん」にのっとって支出された費用であるのは疑う余地のないことです。すなわち"収益係数"が山手線どころか限りなくゼロに近いひじょうに効果の高い優良な案件。

では、この案件はどうか。
本日の日経経済面に「米に新幹線売り込み、政府国交副大臣を派遣」という記事が載っておりました。オバマ大統領が高速鉄道の整備に日本円で約1兆2千5百億円を投じる計画を公表したのを受けて、日本の新幹線の採用を働きかけるという内容。

昨日、国土交通省が保有する公用車の管理費を年間で86億円浮かせたという報道について書きましたが、今まで何年に亘って毎年86億円づつ無駄な金を浪費してきたのかということは、じっと我慢。こういう計算をしてみたのです。

86億 ÷ 1兆2千5百億 = 0.7%

国土交通省は、いっそ浮かせた金を所管する自慢の新幹線技術をアメリカに売り込むための"特別費用"にしたらどうだろう???
山手線より"収益係数"いいんじゃないかな?ダメか・・・?(笑!





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