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「世界ぐるっとひとり旅、一人メシ」


暇と少しばかりの金があれば、貴方は何をしたいと思われますか?

私なら在り来たりかもしれませんが、あてもなく世界中を巡って、その土地々々に住む人々が食べているものを食べてみたい。

貧乏暇なしということばを地で行く生活をしている身の上を思えば、とても叶うべくもない願望ではありますが、本屋でこんな本を探してきて、眠りにつく前の30分余り、行けもしない世界ぐるっと一人旅を寝床の中で味わっております。




現地に住む人が普段食べているものにこそ、とびっきり美味いものが味わえるというのが著者の信条。

写真家であり料理研究家でもある著者が、世界中を食べ歩いて50年、その折々に書き留めたエッセイを豊富な写真とともに紹介してくれています。



寝床の中にいながら世界をぐるっと回り、現地の美味しいものを堪能できる「世界ぐるっとひとり旅、一人メシ」。あなたもいかがですか?

ただ、時としてお腹がグーグーなって眠れなくなることがあるのを覚悟しなければなりませんが。(爆笑!




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時代小説が好きPART164「うちの旦那が甘ちゃんで」


「御用だ、御用だっ!神妙にしろいっ!」

時代劇の捕り物のシーンで必ず耳にする取り方の掛け声ですが、このような掛け声を発するのはあくまで町方の御用聞きの小物(身分は町人)で、町方の同心は決して言わなかったってこと、ご存知でしたか?

本屋で偶然手にした本、「うちの旦那が甘ちゃんで」の冒頭に書いてありました。




本書の主人公は、江戸南町奉行所の風列廻り同心・工藤月也と、その妻・沙耶。

南北の奉行所にあわせて250人あまり配されていたという同心の中でも、風列廻り同心は、凶悪な事件を担当する同心でいわば花形。4人しかいなかったと書いてあります。

その花形であるはずの工藤月也は、題名にあるように実に困った「甘ちゃん」。のほほんとした性格から、盗人を取り逃がすことが多く、付き人である小者たちは愛想を尽かして次々に辞めてしまう。

小者を持たぬ同心は、猟犬を持たないで狩りをしようという猟師のようなもの。「ワン、ワン!」とほえたててキツネを追い込んで、ご主人様の出番を待つ猟犬を想像してもらえば、同心と小者の大切な関係がわかってもらえるでしょう。

冒頭にあげた「御用だ、御用だっ!」は、いわば「ワン、ワン!」に当たるということでしょうね。(笑!


ブックカバーに画かれたイラストを見てみると、月也とおぼしき同心が挟み箱を担いで歩いている。その後をアジサイの植木鉢を抱えて歩いているのが沙耶なのでしょう。


この挟み箱こそ小者が担ぐべきもので、これを担いで主人である同心のあとを追うのが、町方同心と小者の本来の姿。この箱の中には捕り物に使用するもろもろの道具(例えば捕り物専用の大きい十手や捕り縄など)が入っていて、これがなければ同心は仕事にならなかったというのは、ちょっと驚きです。テレビの時代劇には、小者が挟み箱を担いでいるなんて、決して出て来ませんものね。

さて、その己の分身ともいえる大切な小者に逃げられてしまった風列廻り同心・工藤月也は、この窮地をどうしのぐというのでしょう。


「うちの旦那が甘ちゃんで」・・・、亭主の前では決してそんな素振りも見せないしっかりものの女房・沙耶は、甘ちゃんの月也をどう支えるというのでしょう。

同心の女房が「御用だ、御用だっ!」と叫びながら駆けるっていうのは、見たことも聞いたこともありませんが・・・。




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「落合」と「追分」


皆さん当然のことながら、その土地・土地にお住まいでしょうから、お住まいの土地には愛着というものがおありでしょう。

ところで、お住まいの地名についてその由来をお考えになられたことありますでしょうか?


私は商売柄当然のことと言ってしまえばそれまでですが、そばについては人一倍興味があります。それでそばの歴史について調べてみると、今のように細く切られて食べられるようになったのは、江戸時代の初め頃。意外に新しい食べ物なのです。

では、当時の江戸の人はどのようにそばを食べていたのかなどを調べているうちに、当時の人々の生活やものの考え方、風俗・習慣・・・といったものにまで興味を抱くようになりました。

そのうちに、日本橋、両国、築地、佃島・・・などという地名、そっくり時代劇に出てくるような地名ですが、当時の江戸は世界最大の人口を誇る都市ですから、ここにもたくさんの人が住んでいて、泣いたり、笑ったり、怒ったり、・・・そしてそばを食ったりしていたのだろうなと思ってしまうのです。


いづれ、ゆっくり時間をとって東京見物をしてみたいなまどと思っております。東京見物といっても、江戸の匂いが色濃く残っている街めぐりですね。


・・・残念ながら、とてもそんな時間などありませんから、こんな本をめくっては、当時の江戸の匂いをかいでおります。

「東京、江戸地名の由来を歩く」


この中から一つ、皆さんもご存知の地名「落合」についてその由来をご紹介します。

筆者は、ここで地名の文法というものに言及しております。

つまり、全国に「落合」という地名があるとすれば、そこはかって必ず川と川との合流地点であり、それ以外は考えられないと。

同じことがいえるのが、「追分」。
これは街道と街道の分岐点につけられる地名だということです。

ナルホド!言われてみればごもっとも。


それで、東京、いや江戸の落合というのは、家康が引かせた人口の上水、神田上水・・・これが今の神田川だそうです・・・と妙正寺川が合流する地点、現在落合橋があるやや上流のあたりを指すということです。


私など、落合といえば、元中日ドラゴンズの落合監督のことしか思い浮かびませんが・・・(苦笑!


そんな法則が地名にもあったなんて、この本を読んで、一つ利口になりました。



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「殴り合う貴族たち」


本棚から取り出して読み直しています。

『殴り合う貴族たち』(繁田信一著 角川文庫)

【送料無料】殴り合う貴族たち

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価格:820円(税込、送料別)



いかにも突拍子もない題名と、表紙カバーに描かれたイラスト・・・土俵のような丸く仕切られた上で3人の王朝貴族が殴りあっている・・・思わず吹き出してしまうイラストに誘われて購入したのでした。

優雅なはずの王朝貴族たちは、頻繁に暴行事件を起こす危ない人々でもあったという内容に驚いたこと思い出します。

筆者の繁田信一氏は、普段私たちが平安時代の貴族から抱くイメージからはとても想像できない彼らの実態を、紫式部も尊敬した小野宮実資の日記を解き明かすことによって知らせてくれています。

歴史好き、とりわけ平安王朝時代に興味ある人におススメの一冊です。






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日経新連載「ミチクサ先生」が楽しみ♪ PART3


日経連載の伊集院 静氏による「ミチクサ先生」、今日が第67回目。

「ミチクサ先生」とは、夏目漱石のこと。伊集院氏は、この国を代表する明治の文豪が小説家となるまでに歩んだ若き日の道を「ミチクサ」と表現しています。

今日は昨日からの続きで、東大予備門の同期生であった正岡子規との出会いの場面。圓遊の噺を聞こうと寄席にやってきた漱石。そこで同郷の友人・秋山真之と来ていた子規と居合わせた。

寄席を払ったあと屋台の寿司をつまみに行こうと誘う漱石に、「あしはこれから新橋ステーションの裏手でベースボールの約束をしとる」と断る子規。そして「あしのベースボールの応援の時は、"野ボール"と呼んでくれ」と。

子規の幼名「升(のぼる)」と「野ボール」、これが「野球」となったのは、あまりにも有名ですね。

それにしても、若き日の鴎外が出て来るは、子規と真之が出て来るは、これはまるで「坂の上の雲」だな。(笑!


若き日の漱石がたどった偉大な「ミチクサ」は、このあとどのように描かれるのでしょうか。

日経連載「ミチクサ先生」が楽しみです。





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