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4K放送


NHKの放送案内を見ていますと、「大自然の驚異を4K放送でお送りします」などといった案内を耳にします。

「はて、4K・・・?」

ついこの間まで3Dテレビと騒がれていたのではなかったか?

4K放送ってどんな放送でしょう。調べてみたところ、

画素が横方向で4000画素もあるテレビ放送ということだそうです。4000が4Kだっていうことなら私にも分かります。

私はてっきり「きつい」「汚い」「危険」の3Kに、もうひとつ「気持ち悪い」でも加わったのかと思っていました。そんな放送誰が見るものかと・・・。(笑!

画素数が多いということは、くっきり、すっきり、より鮮明な画像が写るということでしょう。被写体が大自然というのなら結構でしょうけれど、出演する女優さんはさぞかし大変でしょうねぇ。シミやソバカス、小じわ対策が欠かせません。

まさかテレビ出演を断る女優さんが続出というようなことになりはしないかと、いらぬ心配までしてしまう罪づくりな4K放送であります。

その放送となると4K受像機(テレビ)でないと映し出せないのでしょ。わが家にはそんな気の利いたテレビありませんので、残念ながらいまだかって見たことがありません。女優さんの小じわを見つけてみたい気もしないでもありませんが・・・。(笑!



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「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中


この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。

「酒」と「そば」と


まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。

はじめに

小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。
「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」

そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。
ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。

・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。

日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。
そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。
「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。

まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?

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第一部「酒」編
「過ぎたるは及ばざるがごとし」

古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。

「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。

このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。

大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか?

う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。


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飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。

酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。

世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。



ぜひご一読いただければ幸いに存じます。





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ギョーザとビールの相性


ギョーザは昔から中国北東部で主食として食べられるているそうですから、当然のことながら中国起源の食べ物ということになるのでしょうけれど、カレーライスがそうであるように今や日本の国民食と言ってもいいくらいに、日本人のギョーザ好きは有名です。

日本でギョーザといえばほぼ焼き餃子のことを指しますが、本場中国ではゆでたものを酢醤油につけて食べるいわゆる水餃子が主流。皮も日本のギョーザに比べると格段に厚いのが特徴とか。中国ではこれを主食として食べるのだそうで、日本のギョーザ定食のようにご飯とギョーザがいっしょに出されることは決してないということです。

まあ、本場の中国に敬意を表して、ご飯はいっしょに食べないとしてもビールだけはいっしょに飲みたい。(爆笑!


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この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。

「酒」と「そば」と


まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。

はじめに

小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。
「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」

そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。
ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。

・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。

日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。
そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。
「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。

まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?

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第一部「酒」編
「過ぎたるは及ばざるがごとし」

古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。

「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。

このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。

大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか?

う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。


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飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。

酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。

世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。



ぜひご一読いただければ幸いに存じます。





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奇想天外「火星姥捨て山計画」


そんなことがほんとうに出来るのだろうか、大ぼらも大ぼら、これが4月1日なら間違いなくエープリルフールの嘘だと思ってしまうほどの話題です。アメリカの電気自動車メーカー・テスラー者のCEOで、先ごろ同じくSNS大手のツイッター社を巨額の資金で買収したイーロン・マスク氏のことなら、あながちほらとも思えて来ません。

ウエブトピックスより
「火星に8万人移住」の計画 米宇宙ベンチャーが発表―中国報道

なにしろ、発表をしたのがアメリカの電気自動車メーカー・テスラー社のCEOで、先ごろ同じくSNS大手のツイッター社を巨額の資金で買収したイーロン・マスク氏ですからね。スペースX社ではほんとうに計画を立てているのでしょう。10年前のことですから、現在計画の進捗状況はどうなっているのでしょう?

いかにもフロンティア精神を尊ぶ、アメリカ人らしい発想だと思いますね。彼らの先祖がメイフラワー号で未開の地アメリカ大陸に渡った1600年代初頭には、新大陸を求めて大西洋に船出するというのは、大変な覚悟が要ったのに違いありません。イーロン・マスク氏に言わせたら、新大陸が火星、帆船が宇宙船に置き換わっただけというかも知れませんね。

しかし、今後15~20年で地球から火星に8万人を移住させるって、あと5年10年ですよ。150年~200年先だっていうのだったら、そんなことも出来るかもしれないと思わなくもありませんが、私がこの先健康でいられれば、ひょっとして8万人の中の1人になれるかもしれない近未来のこと(ただし、きっと老人はお断りということになるでしょうね・・・笑!)ですから、どうしても疑問(恐怖・・・笑!)が先に立ってしまいます。

まさか、もしかして年寄りをごっそり8万人持って行く、「火星姥捨て山計画」ではないだろうかと。そうであったら、私なんぞは真っ先に選ばれるに違いありません。

正直に告白します。・・・私だったら、地球でおだやかに死にたいです。

皆さんはどうですか?


空気も水もないところへ、行きたい、住みたいという人、はたして8万人もいるものでしょうか?



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「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」

そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。
ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。

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「過ぎたるは及ばざるがごとし」

古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。

「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。

このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。

大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

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「おおせのとおり」


コロナの規制が大幅に緩和されると同時に、国や地方自治体による観光振興策が実施され、ようやく旅行・観光業界にも明るさが戻りつつあるようです。

北陸加賀温泉郷を代表する石川県の山城温泉の観光協会によるユニークな取り組み、「今年のにほんごコンテスト2023」をご存知でしたか?

ウエブトピックスより、
「お」の段で始まることば募集、「お気軽にご応募を」 山代温泉

それよりも前に「あいうえお かきくけこ・・・」で始まる平かな五十音図が、最初に考案されたのが平安時代後期の1098年であったとは驚きです。それまでは「いろはにほへと・・・」と覚えたのでしょうね。山代温泉にあった薬王院温泉寺の住職・明覚(みょうかく)上人によって五十音図があみ出されたというのは耳に新しいことです。

ほぉ~、それで2023年は「お段の音」で始まる「にほんご」ですか。「お段」ですから、

清音:お・こ・そ・と・の・ほ・も・よ・ろ・を
濁音:ご・ぞ・ど・ぼ・ぽ
濁音:きょ・ぎょ・しょ・じょ・ちょ・にょ・ひょ・びょ・みょ・りょ

で始まることばでもよいということです。


・・・う~む、ならば「おおせのとおり」「ごもっとも」「御意(ぎょい)」というのはどう?


普段私が女房殿に対してよく使っていることばですけれど・・・。(涙!


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大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

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早熟


イギリスの中学生が提唱した性病患者数の削減に役立ちそうな画期的なアイデアが注目されているという話題。

ウエブトピックスより
色で性感染症知らせるコンドーム、中学生が開発 イギリス

英ロンドンのアイザック・ニュートンアカデミーに通う中学生のグループが、性病の原因となるウィルスなどを感知して蛍光を発するコンドームのコンセプトを発表し、注目を浴びていると報じられています。

さすがは天才物理学者アイザック・ニュートンの名前を冠する学校に通う生徒だけのことはありますね。ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を閃いたと伝えられていますが、それから350年も経ったこの国の末裔たち、しかも若干14歳の中学生は、いったい何を見て(あるいは何をしてか?・・・早すぎじゃない?)発光する避妊具のアイデアを思いついたのだろう?

・・・恥を顧みず正直に申し上げます。私が14歳のときといえば、この世に避妊具というようなものがあることなど知りもしませんでした。っていうか、そのぉ~、男と女がどういうことをするのかということすら、知りませんでした。(苦笑!


避妊具にウイルスやバクテリアに付着する分子を染み込ませた層を組み込ませ、ウイルスやバクテリアに触れると蛍光を発しその存在を知らせてくれるというアイデア。

誠に斬新というべきか、誠に早熟というべきか?(笑!


墓の下のニュートンが知ったなら、きっとこう言うにちがいありません。

やはりこの世にあるものは、分子レベルから天体レベルまですべて互いに引き合うことが証明された。男女の間とて同じだと。(笑!



ところで早熟なアイザック・ニュートンアカデミーに通う中学生にお聞きしますが、ウイルスやバクテリアに付着する分子を染み込ませた層って、避妊具の内側に塗るの?それとも外側?

君たちはいったいどちらに塗ったものを使おうというのだ!?(爆笑!


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ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。

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日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。
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「過ぎたるは及ばざるがごとし」

古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。

「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。

このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。

大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか?

う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。


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ぜひご一読いただければ幸いに存じます。





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