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菊花展を鑑賞して来ました♪


古より花といえば桜と相場は決まったものですが、季節はまさに秋本番ですから、菊花と答えても風流の道に背いているとはいえないでしょう。

春と秋を代表するこの二つの花を国花に指定していることからも、日本人の優れたセンスがうかがい知れようというものです。


市内中心部にある公園へ行ってみると、ちょうど菊花展が開催されていました。会場へは誰でもフリーに入れるので、立ち寄ってみたところ・・・。まず目に入ったのが、入口正面に展示されていたこの大作。

花の数はいくつ?


これが1本の茎から枝分かれさせてあるとは、にわかには信じがたいですね。


写真を撮っていると、満足そうに笑みを浮かべながらこちらに近づいて来る年配の人がいました。後で気がついたのですが、その菊花を出展した人に違いない。

それなら、「たいそう立派な作りですね、ご苦労なさったでしょう・・・」ぐらいのこと言うのだったと後悔すること仕切り。無断で写真を撮ったご無礼お許しください。

菊の香りに酔いしれた一時を過したことでした。



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「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中


この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。

「酒」と「そば」と


まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。

はじめに

小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。
「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」

そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。
ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。

・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。

日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。
そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。
「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。

まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


第一部「酒」編
「過ぎたるは及ばざるがごとし」

古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。

「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。

このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。

大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか?

う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。

酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。

世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。



ぜひご一読いただければ幸いに存じます。





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サルビアの思い出


これはサルビア。秋を代表する花ですね。

サルビアの絨毯


小学校の花壇には、よくサルビアが植えてありませんでしたか?

もう60年も前になりますか・・・。あれは小学校2年生の時ではなかったか。昼休みに悪ガキの友達仲間が教えてくれたのでした。サルビアの真ん中の細長い花弁を引き抜き、根元を口に含むと、甘くておいしいぞと。

一度吸うと病みつきになって止めることが出来ず、休み時間にその友達と二人で、花壇のサルビアの花という花すべて花弁を引き抜いて蜜を吸ってしまった。花壇の周りはそれこそサルビアの赤い花を敷き詰めたように真っ赤。

後から先生にこっぴどく叱られたのは言うまでもありません。(笑!


その悪ガキが中学生になったころ、こんな歌い出しの歌が流行りました。

いつもいつも 思ってた♪
サルビアの花を あなたの部屋の中に♪
投げ入れたくて・・・♪

ずいぶん晩生(おくて)でしたからね。なんだ、こいつも蜜を吸って叱られた口かと思ったものでした。(笑!

でもさすがに、「教会の鐘の音はなんてうそっぱちなんだ」とか、「泣きながら君の後を追いかけた」、さらには「偽りの花嫁」というような歌詞が続くにいたって、これはただ事ではないぞと、ことの重大さに気づいたのでした。もしかしてこれは、失恋の歌かと。

12歳、13歳の晩生の中学生にこの詩の意味が理解できたできないは別としても、口ずさみやすいきれいなメロディーが、当時の若者の間に広く受け入れられたのでしょう。フォークソングブームの走りとなった歌でした。


・・・サルビアの思い出でした。


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大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。

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確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

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キンモクセイ


キンモクセイ、この花を見ると・・・、というより花の香りを嗅ぐと、秋が来たなと思います。
歩道を歩いていて、どこからともなく漂う芳香に、首をめぐらし探すことしばし。大きな病院と隣合わせの倉庫のような建物の敷地の角に植わっていました。

キンモクセイ


オレンジ色の小さな花が密集して花をつけています。そのぎゅっと寄り集まった姿は、ちょっと見た目暑苦しいような感じがして、やはりこの花は見るより香りを楽しむ花だと思います。


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「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。

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大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。

3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?

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すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。

確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。

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ヤマボウシ


今をさかのぼること1000年余り、この国に初めて院政を敷き、40数年にわたって権力を欲しいままにしたといわれる白河法皇。その法皇をもってすら意のままにならないものが、「賀茂川の水、双六の賽の目、そして叡山の山法師」であったと、平家物語は伝えています。

季節の草木。

ヤマボウシ.jpg


これはヤマボウシ。草花というより花木と呼んだ方がいいでしょう。背丈7~8メートルにもなる大木もあります。ついこの間まで青々とした葉っぱでおおわれていた枝先が真っ白に変わっています。葉っぱの上に帽子を載せるようにして花を咲かせることから、ヤマボウシと名がつけられたのでしょうか。ヤマボウシのボウシは帽子と考えるのが自然です。

ところがヤマボウシは山法師とも書けますね。

比叡山にもきっとこの時期ヤマボウシが盛んに花を咲かせたに違いないでしょう。叡山の僧兵が頭に巻いたという白い頭巾のことを考えると、ヤマボウシは山法師から来ているのかとも思えて来ます。


ヤマボウシは、山帽子?それとも山法師?

この時期ヤマボウシが白い花を咲かせているのを見ると、恐れ多いことですが私は決まって白河法皇の名を思い浮かべるのです。





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季節の花一葉


庭に咲いていた花一葉。この花の名前はなんというのだろう?



青紫の花からすると、これはキキョウかな?

花弁は確かに5枚あるようですが、花弁の元でつながっていませんから、キキョウではないような気もします。開花の時期にしても、キキョウにしたら少し早いような気もしますが・・・。




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