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忌み言葉


皆さんは、忌み言葉ということをご存知でしょうか。

私も、井沢元彦さんの逆説の日本史を読んではじめて知ったことですが、日本人は無意識のうちにこの忌み言葉の文化にどっぷりはまっているというのです。

分かりやすい例をあげれば、歴代の天皇のことを当時の人はどのように呼んだのか?

その答えは、声に発するのさえ恐れ多くて○○天皇などとは決して呼ばなかったと言うのです。呼ぶことさえ忌み嫌うべきことであったのです。後に書物などで○○天皇と著してあるのは、必ずその天皇が崩御してからのことであったと井沢さんは言っておられます。

・・・ナルホド、NHK大河ドラマなどを見ると、ごくごくお側の者だけが「お上」と袖で口をふさぐように発し、それに対して、「みは~であるぞ」などと自分のことを「み」と言わせているのは、時代考証に合致したものなのかなと思います。

また憤死など非業の死を余儀なくされた人物の祟りを非常に恐れたゆえに、社(やしろ)を造り神と崇め、その人物の霊を鎮めようとしたと。菅原道真を祀る北野天満宮しかり、古くは出雲大社の巨大な社殿しかり。

靖国問題をヒステリックなほどに騒ぎ立てる中国と韓国の指導者は、2000年もの昔から培ってきた来た日本人固有の祟りを恐れ、汚れを忌み嫌う文化を正しく理解しているとは思えません。


さて前書きが長くなりました。「蕎麦考」(永友 大 著)よりそばと忌み言葉に関連することをご紹介しましょう。

かって宮中では「そば」も忌み言葉であったと言ったら、読者の皆さんはさぞかし驚かれることでしょう。
sobanomi.jpg

その理由は、そばの実の形にあります。そばの実はエジプトのピラミッドを目一杯に小さくした形、そう三角錐の形状をしているのです。その三稜をもった三角(みかど)が帝(みかど)に通じるために、

「今宵の夕餉はそば粥なぞを・・・」

などと女官が言おうものなら一大事で、神社仏閣に帝の安泰を願って祈祷をしなくてはならない、ってなことにきっとなるんでしょう。


sobanohatomi.jpg

では、どう呼んだか?幸いそばの葉の形が葵の葉に似ていることから、「そば」を「あおい」と呼んだというのですから、う~んと唸ったきり、言葉を失います。



ひょっとすると、葵の紋(徳川幕府)を食べちゃうと言う隠れた意味もあるのかなと思ったりもするのです。さて、果たして本当に "お上" は、「みは葵粥を所望じゃ・・・」などとおっしゃたのでしょうか?

一方、今のようにそばを細く切って食べるようになったのは、江戸時代の初めといいますから、江戸は将軍の街、町人は誰にはばかることなく気軽に

「おぉ~ぅ!そば食っていきなっ!!」

「そいつはありがてぇ~!ごちになっていくぜぃ~!!」

なんて言ったんでしょうね。


下々の身の上といたしましては、江戸の庶民に軍配を上げたくなるのは、仕方のないところでありましょうか。









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年越しそばを食べましょう


今年も残すところ今日を入れて6日となりました。何となく気忙しい思いがするのは、今年一年やり残したことがあまりにも多いからでしょうか?

私はそば屋ですから、そば屋はこれからが稼ぎ時。残された5日間、ただ気忙しい思いだけで過ぎてしまっては悲惨です。これから大晦日まで、文字通り肉体的に忙しくなくては商売が成り立ちません。

皆さん、年越しそばはお食べになられますでしょう?

・・・ナニ、食べないですと!?

お食べにならないと、年が越せませんぞ。(笑!



日本に古くから伝わる良き伝統・年越しそば。大晦日にどうしてそばを食べるようになったかと言いますと、いろいろ諸説があるようですが・・・。

そばのように、長く(永く)健康でありますようにという意味を込めて食べるようになったとか。

金座の金粉や細工かすを集めるのに、練ったそばを用いたことから、そばは金を集めるという意味で、縁起を担いだのだという節。

文字通り何かと気ぜわしい年の瀬で、体調を崩しそうになっても、そばは消化もよく、食べやすく、しかもそばの薬効成分が体調を整えてくれるからだとか。


皆さん、ぜひ年越しそばを召し上がられて、新しい年をお迎えください。

蛇足ながら、年越しそばは一杯と限ったものではありません。何杯お食べになられてもいいのです。(笑!

たくさん召し上がられたからといって、食べた分多く齢をとるということも決してありませんから、ご安心を。(爆笑!







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"あげたいそば"ってご存知ですか?



好んで食べる食べないは別にして、"たい焼き"を知らぬ人はいないでしょう。では"あげたい"はご存知か?

どなたも「はて?」と首を傾げてしまうのじゃないでしょうか。

さらにその"あげたい"をそばの上にのせた"あげたいたい"そばともなれば、もう間違いなく「なんじゃ、それ!?」となるでしょう。

真相は青森県五所川原市の新名物そばなのでした。


青森県五所川原市の観光物産館立佞武多(たちねぷた)の館に行けば食べれます。

掲載されている写真を見ると、まさしくそばの上に"たい焼き"がのっているではありませんか。具材は"たい焼き"の他に刻みネギしか見当たりませんから、これは当地でいうところの"かけそば"に"たい焼き"をのせたそば以外の何ものでもありませんね。

"たい焼き"を油で揚げたという"あげたい"は、おそらく中には"たい焼き"同様に餡がたっぷり詰まっているのだろうな。油で揚げてあるから、皮の表面はパリッとしているかもしれませんね。それがそばつゆを吸って、少しふやけたところをパクリ。中から餡がジュワリ。そこでズルズルッとそばをすすれば、口中に広がるは餡の甘さとだしの効いたそばつゆが融合したと思われる、何とも表現の仕様に戸惑う味と香り・・・。


う~む、恐るべし、青森県五所川原市の観光物産館立佞武多(たちねぷた)の館。当地からは青森は遠いので、早速たい焼きを買ってきて家でやってみましょう。中に詰める餡は少なめにして焼いてもらいましょうかね。(笑!






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「引っ越しそば」とは


年度末が迫った2月下旬から3月下旬にかけてのこの時期、トラックのレンタルの繁忙期だということご存じだったでしょうか?

実は所有する2トントラックが1台故障してしまい、予備車を使用して何とか回していたのですが、出荷量が増える週末に対応しきれなくなり、レンタカー会社に問い合わせしてみたのでしたが。

どの会社に聞いても答えは同じ。・・・もともとトラックなどの商用車は数が少ないうえに、この引っ越しシーズンはすべて予約で埋まっています。週末は特に空きはございませんという返事。中には引っ越しの専門業者が3月1か月間全て押さえてしまっているというところまでありました。

・・・なるほど年度末の職場移動や学生さんの荷物運び、この時期が引っ越しの季節だということ、改めて実感した次第です。


ところで皆さんは、引っ越しと聞けば何を思い浮かべられますか?

そば屋としては、「引っ越しそば」と即答していただきたいもの。(笑!


ウエブトピックスより、
「引っ越しそば」の大誤解 「新居で食べるそば」は間違い

・・・なになに、「引っ越しそば」って転居先の新しい住まいで食べるものだというふうに勘違いしている人が多いですって。

リサーチ会社が実施した調査によれば、「引っ越しして新しい家で引っ越し蕎麦食べた」とか、「予定どおり引っ越しを終え、早めの夕飯は『引っ越しそば』」のように、引っ越しをする本人とその家族が「転居先で食べるそば」のことだと勘違いしている人が半数近く(48.9%)もいるということです。

まったく困ったものですな。それでは私が講釈をたれるとしましょうか・・・。

そもそもそばが今のように長く切られて食べられるようになったのは、江戸時代の初めのこと。それまではそばのむき実をそのまま煮ておかゆ(そばがゆ)のようにして食べたり、粉に挽いたとしても水でこねて団子(そばがき)のようにして食べたと言われています。

そばの新しい食べ方は、当時の江戸でそば切りと呼ばれ、その安さと相まって大流行したのだそうです。

江戸時代中期になると、そのそばを引っ越し先の隣近所に挨拶がわりに配るという風習が流行り出し、これが「引っ越しそば」の始まりというわけ。

現代では自分の住むマンションの隣の住人の顔さえ知らぬ人が多くいるということですから、「引っ越しそば」は隣近所に配るものから、自分で食うものに変わってしまったというのもあながちわからぬでもありません。

「お側(そば)にやってきました」、「細く長いお付き合いをお願いします」といった意味を込めた粋な江戸の町民の風習が、こうやって忘れ去られていくのはさみしい限り。そばという伝統的な食べ物に従事する者としては、ため息しか出て来ませんな。

しかし、「転居した際、その近隣に近づきのしるしに配るそば」であったものが、「新しい転居先で食べるもの」に変わったにせよ、まあ、そばを食べてくれる人がいることに変わりはないというもの。これはこれで有難いことだと、現金な考えを巡らしたりもしています。(苦笑!


さて「引っ越しそば」はよしとして、トラックはどうしたらいいものやら。





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東西の境界について


うどんやそばに欠かせぬ具材といえば、ネギ。ネギがお嫌いな方は当然「ネギ抜きで」などとおっしゃるのでしょうが、私に言わせればネギ抜きのうどんやそばは、もはやうどんでもそばでもありませんね。

そのネギですが、皆さんの地域ではネギの白い部分を食べますか、それとも青い部分を食べますか、あるいは両方でしょうか?

麺類の薬味ということであれば、一般に東日本は「白ネギ」、西日本は「青ネギ」といわれていますが、それでは東西の境界はどこにあるのか?

白ネギ、青ネギの不思議な地域分布を探ると、それぞれの地域の風土に根付いた食文化の違いが垣間見れて、ひじょうに面白いですね。


ウエブトピックスより、東西対決の境界は? 白・青ねぎの分布の謎

同時に配信されている地図に引かれた境界線は、まさしく私の住んでいる地域(富山県高岡市)の上を走っています。東へ行けば白ネギ、西へ行けば青ネギということですが、当地では概ね白7割、青3割で混ざった刻みネギを使用しているようです。

過日大阪で食べたうどんのネギが100%青ネギだったことに違和感を覚えたところをみれば、私の感覚は関東ということになるのかも知れません。

それに加えて出汁に使われる醤油の色(濃い口か薄口か)と、何をベースに出汁をとるか(昆布か鰹節か)も考慮すると、この東西の境界線が微妙に入り組んで複雑になるようですが、当地に限って言えば、ネギは白青混合、出汁も昆布と鰹節混合、出汁の色も東京のように濃くはないけど、京都、大阪のように薄くはないという、文字通り東西の中間ということになります。

どうしてこのような結果になるのか?やはり東西の文化の中間点だからということなのでしょうか。

皆さんの地方では、どのような出汁をお使いか?昆布、鰹節?アゴ出汁というのもあるようですが・・・。出汁の色は薄口、濃い口?そしてネギは白、青、あるいは混合?








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