時を告げる可憐な花
会社の社屋の玄関脇の生け垣に咲いた花。小さなピンクの花をつけました。

数年前にプランターで育てた「3時に咲く花」。そのプランターの土を生け垣に捨てたのですが、きっと種が残っていたのでしょう。以後毎年春になると芽を出してきて、初夏から晩秋まで次から次へ花をつけるようです。今午前3時半ですが名前のとおり満開。日が沈むと花を閉じます。
芽を出した直後は雑草と区別がつかないので、今年は春先に結構摘んでしまったので、数株しか成長しませんでしたが、一株で十分な量の種を撒き散らすので、この分では来年も咲くこと間違いありませんね。

花に虫はつきものとはいえ・・・。
この花の種を手にしたのは、3年前の正月のこと。新年会の余興のビンゴゲームの景品にもらった花の缶詰に、土と一緒に種が3粒ついていたのです。
正式な植物名は、スベリヒユ科ハゼラン属「ハゼラン」というのだそうですが、別名の「3時に咲く花」の方が覚えやすいし、親しみやすい。
夏の花だということですが、最初はもらった缶詰にそのまま種を1月の内に蒔いてしまったのでしたが、缶詰からプランターに移して、室内で育てたせいか2月の上旬には早くも開花しました。
そのプランターの土を社屋の玄関脇の生け垣に捨てたら、翌年その生け垣で大繁殖。今年もたくさん花をつけてくれたのでした。
9月も終わろうというのに、まだ花をつける株がありますから、春3月から秋彼岸過ぎまで楽しめる草木といえましょう。
その3時に咲く花に虫が付いているではありませんか!

尺取虫のように身を折ったり伸ばしたりして、先端の花を探している。どうも花の花弁を食べているようです。よく目を凝らしたらすぐ隣の幹にももう一匹。

身を横に曲げて隣の幹に移ろうとしていますが、その幹には別の一匹がいるぞ!
おそらく蛾の幼虫だと思うのですが、いつの間にか卵を産み付けていったのでしょう。
しかし、その蛾はこの花が3時に咲く花だと知って産み付けていったのだろうか?
私が観察するところによっると、この花は3時半に花が開き、6時前には閉じてしまいます。
一日一回、食事の制限時間が2時間半ってこと知っていたら、他の草木に卵を産みつけたことだろうにとバカなことを思ったりしています。(笑!

毎年お馴染みとなった花が時間通りに咲きました
まずはこの画像、いつの世も草花の可憐な姿は人の心を和ませてくれるものです。

社屋の生垣に咲いたこの花は、「3時に咲く花」。なぜか午後陽が傾きだすようになると開花し、陽が沈むころには花を閉じてしまう。
昨日の5時少し前にまだ花を広げていたので、パチリ。
思えばこの花との出会いは、2007年の正月。新年会の余興の景品にもらった花の缶詰に、この花の種が5粒ほど入っていたのでした。
それが年ごとに増えていって、植える鉢がなくなったので、いつだったか鉢の土を生垣に捨てたところ、土の中に種が残っていたのでしょう、生垣で大繁殖。
毎年春先になると小さな芽を出すのですが、雑草と上手に見分けができないので、いつもむしりとられる運命。ところが草むしりの手から逃れる幸運な芽が必ずあって、この写真のように成長してしまえば、これは雑草ではないぞと素人目にも分かる。
その幸運な株が花をつけ結実し、あたり一面に種をまき散らし、翌年発芽成長しまた花を咲かせる。それを私が見つけ写真に撮るといった繰り返しが4年続いたわけです。
面白い名前のついた花だったので、ついついこんな実験もしてみたのでした。
本当に3時に花が咲くのだろうか?
日本のJRの運行のようなわけにはいきませんが、東南アジアや中南米の鉄道時刻よりよほど正確、大方3時過ぎには間違いなく咲きますね。(笑!
今年もこの株から種がまき散らされ、来年また私を楽しませてくれるに違いありません。

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