「地下鉄に乗って」


浅田次郎ファンを自認する私としては、氏のデビュー作といえる「地下鉄に乗って」を読まずして真の浅田ファンとは言えまいと思いつつも、氏の膨大な作品群、とりわけ時代小説の魅力に取りつかれ、手にする機会が遅れました。

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地下鉄に乗って (講談社文庫) [ 浅田次郎 ]
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いったい浅田は地下鉄に乗ってどこへ行こうというのか?本を手にしたときの最初の思いでしたが・・・。


ちっぽけなアパレル会社(女性下着の製造販売会社)の営業マンの小沼真次は、行きずりで参加した高校時代の同窓会の帰りに、地下鉄の駅の構内でその高校時代の"のっぺい"とあだ名されていた恩師・野平に遭う。

野平とは25年前に週一回授業で書道を教わっただけの生徒と教師の関係であったにも関わらず、"のっぺい"は真次が思い出したくない、兄や父のことを、そして今の境遇のことまでも次々に話しかけて来る。・・・あの日真次の敬愛する兄昭一が、地下鉄に飛び込んで自殺したことまで。

「丸ノ内線の、新中野の駅だったか」

「・・・よく覚えていらっしゃいますね」

「おや、忘れたかね。僕はあの晩、警察に行ったのだよ。君もおったじゃないか、弟さんも」

そうか、今日は兄の命日であった。

"のっぺい"と別れ不愉快な思いを抱きながら丸ノ内線の永田町から赤坂見附に通じる長い地下道を抜け、階段を昇ったそこに広がる光景は、なんとあの日あの時の新中野の地下鉄の入り口であった。

兄の死以来ずっと抱えて来た父へのわだかまり、行き場のないくすぶった思いが真次をあの日あの時に連れ戻したというのか。


真次はその奇妙な体験を会社の服飾ザイナーのみち子に話す。家庭を持つ身ながら真次は、みち子とはお互いに特別の感情を抱いていた。

その日以来、みち子を巻き込んで、真次の前に次々と過去の世界が現れる。

満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市でアムールと呼ばれれ精力的に闇の商いで産を成してゆく父にも出会う。ソ連軍に追われ命からがら逃げた満州の戦場でも勇敢な父を見、関東大震災後の昭和の初め、路上で荷車を引く少年時代の父をも目にする。

これはいったいどうしたというのか?


うすうす気づきはじめた真次に、みち子はこう告げたのだった。

「行こう、真次さん。まだやらなければならないことが残っているわ」

「向こうの世界でやり残したことがあるの」と。

東京オリンピックの年、兄が自らの命を絶った年、みち子が生まれた年。赤坂見附で下りて永田町の地下道にある階段を昇ると・・・。


そこには思いもかけない驚愕の結末が待っていた。

感動の終章は、涙なくては読み進めることはできません。




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アオサギが住みついた島 タカで撃退 


わが故郷富山からの鷹匠の活躍を伝える話題。

ウエブトピックスより、
富山)アオサギが住みついた島 タカで撃退 9割超の減少に成功

まずアオサギとタカの話しに入る前に、富山県は北側一面すべてを富山湾に臨む地理を持ちながら、島の少ない県であるということ、改めて認識させられました。

そういえば人の住む島は一つもないようですし、能登半島に伸びた氷見市沖に岩礁と言ってもよいほどの島がパラパラとみられる程度。中でもトピックスにある虻が島は、アオサギの糞害に悩む島というより、富山湾越しにそびえ立つ北アルプス立山連峰の絶景ポイントに位置する島として、その名を記憶している島です。

富山県に住みながら、富山県最大の島であることも、北方系と南方系の植物が混成し、県の名勝・天然記念物に指定されていることも、今まで知らずにいました。

富山県民がそんな調子で認識不足(私だけのことかも)だったからというわけではないでしょうが、そんな虻が島に目をつけたのがアオサギ。2010年ころよりアオサギが島に住みつきはじめて、今では200羽近くにまで増えてしまった。

同時に配信されている写真を見ると、現代の鷹匠、石川県小松市の吉田剛之さんの手からタカが勢いよく飛び立とうとしています。

タカに驚いたアオサギが逃げた後に市教育委員会の職員らが巣を落とすことを繰り返したところ、約200羽いたアオサギは5羽に減ったというのですから、効果てき面ですね。

さて、獅子奮迅のタカの働きは分かるとしても、それでも 2.5%(5/200)のアオサギが懲りずに踏ん張っているというのは、虻が島がよほど放れづらいとみえる。

さらに虻が島を追われた残りの195羽は、どこに住みついたのだろう。住みついた先ではまたアオサギの糞害が問題になり、タカの力を借りなければならなくなるかも知れませんね?





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「えび天ラーメン」がないのはなぜだろう?


「えび天そば」や「えび天うどん」はあるのに、「えび天ラーメン」がないのはなぜだろう?

というので、「えび天ラーメン」を作ってみました。しかも味噌ラーメンにして・・・。

201309061710000.jpg


・・・見た目からしてまずそう。(笑!

普段どおり同じ室内で携帯のカメラ機能を使って撮ったのですが、お世辞にも美味そうに撮れていないのはどうしたことだろう?

ちなみに最近同じようにして撮った別のラーメンの写真と比べると違いがよく分かります。オーソドックスな醤油ラーメンです。

ラーメン.jpg


ラーメンだけではありません。こんな冷製パスタも実に美味しそうでしょ。

冷製パスタ



会心作となるはずであった「天ぷら味噌ラーメン」が思いの外まずかったのに大いに失望した私は、その理由を考えてみたのです。


そもそも天ぷらは塩か天つゆにつけて食べるもの。天つゆは濃い口醤油を出汁で割って作りますね。つまり天ぷらは基本醤油とかつおや昆布からとった出汁と合う食べ物といえるのではないか?

同じ醤油ベースでも、豚こつや鶏がらといった動物系から取ったスープには合わないのだと思います。ましてや今回は味噌ラーメン。味噌カツ丼はあっても味噌天丼は聞いたことがありませよね。(笑!

今回身を持って体験して分かったこと。

えび天はえび天で、ラーメンはラーメンで食べれば美味しいですが、「えび天ラーメン」にすると各々の美味さが半減します。特に味噌ラーメンには、えび天を入れるものではありません。(爆笑!




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「遊遊漢字学」が楽しみ♪PART8「男女七歳にして席を同じゅうせず」


私らは戦後教育を受けて育った世代ですから、男女共学でしたが、一世代前の時代の小学校では、男女は同じ学校の敷地にはいても三年生以上はクラスが男女で分かれていた。

曰く「男女七歳にして席を同じゅうせず」と。


紀元前の中国の賢人の教えを、わが国では昭和の御代(2000年代)になっても忠実に守っていたことになるわけですが、それが経典に書かれている文言を誤訳していたことにもとずくとしたなら、ちょっと拍子抜けがします。


本日の日経の連載、漢字学者阿辻哲司氏投稿による「遊遊漢字学」。阿辻先生の説くところによれば、「席」という字を「座席」と解釈したことがそもそもの原因だと。

問題の文章は「六歳になったら子供に数と方角を教えなさい」、七歳になったら「席を同じゅうせず」と続き、十歳になったら「学校に行かせなさい」と書かれているのだとか。

これは六歳から十歳までの家庭における子供の育て方を諭したもので、男女は別々のところで学ばせろとは一言もいっていない。なぜならこの文章では七歳の子供はまだ学校に入っていないのだからと。


「席」は本来「敷物・ゴザ」を表す文字であり、ここでは「ふとん」という意味で使われていた。つまり、男の子と女の子は七歳になったら同じ「ふとん」に寝かせてはいけないという意味なのだと。

七歳ともなればそろそろ性に関しても初歩的な知識と関心が芽生えだすころであるから、別々の「ふとん」を用意しなさいって、なるほど至極ごもっとも。

孔子は何も難しいことを説いていたわけではなかった。(笑!


しかし、わが身をひるがえってみると、私は中学に入るまで、しばしば母親や祖母のふとんに潜り込んで一緒に寝ていた覚えがありますぞ。

孔子の教えからすれば、わが家では子どもの初歩的な家庭での躾からして間違っていたということになりましょうが、そのような環境で育った私は、やがて男女共学の学校に上がり、きわめて優秀とは言えないまでも、ごく普通に成長したことを思えば、何事にも例外はつきもの、「男女七歳にして・・・」の教えは、晩熟(おくて)の子ども( ← 私のことです)には当たらないのかもしれないなどと愚考しています。(爆笑!





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オクラ入り牛丼


食堂で注文を決めるとき、あれも食べたい、これもいいなって、迷うことって結構ありませんか?ラーメンも食べたいし、うどんも食いたい。待てよ、カツ丼もいいなってこと、よくありますよね。

昨日食べた昼食、オクラ入り牛丼セット。うどんの小鉢が付いているのがうれしいです♪

オクラが入った牛丼にうどんが付いたセット


オクラの入った牛丼って珍しくありませんか。オクラはゆでてぶつ切りにしただけだから、そんなに粘りも出ていなくて、歯ごたえもシャキシャキとしていていい。彩りも鮮やかです。

困ったのは別の器に付いてきた温泉卵。とろ~りとした半熟具合は文句なしなのですが、これをどっちにかけて食べろと言うのだ。(笑!

迷いに迷ったあげく、牛丼に半分、うどんに半分かけて食べました。(笑!


丼も食べたい、うどんも食べたいという食いしん坊にはぴったりのランチサービスメニュー。オクラ入り牛丼、小鉢のうどんに温泉卵が付いて来て、税込み800円。

ご馳走様でしたっ!





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